前回は、鉄骨建て方の現場の検査項目の全10項目のうち
1~2項目までをお伝えしました。
最初から読みたいあなたはこちらからどうぞ。
今回は続きからお伝えします。
3 建方
現場に材料が搬入されたらいよいよ建て方です。
揚重機を使いながら1つ1つ組立て行きます。
実際に目の前に鉄骨が組みあがっていくと建物のイメージが沸きます。
鉄骨がある程度組みあがってくると、建て入れの精度を確認します。
実際には
鉄骨は、組みあがった状態で真っ直ぐ建っているっぽいのですが、
それなりに倒れています。(と言っても倒壊するほどでは無いですが)
なので、一般的に多いのは、ワイヤーロープとチェーンブロックなど
を用いて建て入れ直しを行い、鉄骨を真っ直ぐに調整していきます。
具体的には
鉄骨の柱の頂部から隣のスパンの足元にワイヤーロープを張って、
ワイヤーロープを引っ張ると、鉄骨が足元のワイヤーロープの方に
倒れていくので、その加減を見ながら鉄骨を調整していきます。
特に
次のスパンにつながるところが曲がっていたままだと、その後の
精度にも影響するので、垂直精度を出しておきたいですね。
この結果を記録として、保存しておく必要があります。
4 高カボルト接合
鉄骨の建て入れが整ったら高力ボルト接合を行います。
ボルトを全てセットすると、鉄骨がガチっと固まるので、先程の
ワイヤーロープを外しても鉄骨が倒れるようなことはありません。
それぞれの検査の内容については、以前の記事でお伝え
しているので、ここでは詳しくは述べませんが確認項目を
羅列すると以下の通りなので、怪しかったら上記記事で
復習をしておいて下さいね。
- 一次締め
- マーキング
- ピンテールの破断状態
- とも回り・軸回りの有無
- 締付け後のナット回転量
- 余長等
ここから先の項目は現場に寄ってはあったり、
無かったりするのかも知れませんが、必要に応じて
確認しておきましょう。
5 工事現場溶接接合
現場での溶接接合も、ある程度規模が大きくならないと
発生しないかも知れませんが、こちらも以前の記事で
お伝えしている項目については、詳しくは述べませんが、
確認項目としては、以下の内容が主な内容です。
- 開先部の精度
- 溶接外観
- 表面欠陥
- 内部欠陥
この中で、記事にしていなかった内容は「内部欠陥」です。
内部欠陥の確認方法は、超音波探傷試験という方法を
用いる事がおおく、こちらは非破壊検査になります。
超音波探傷検査とは、鉄骨の溶接部に探触子(プローブ)
と呼ばれる部分を当てて、超音波を出すと溶接部の内部欠陥の
有無に応じた結果が出てくるという検査方法なのですが、
鉄筋の接手部にも検査で使用されたりします。
こちらの検査方法の良い所は「その場で欠陥の有無が分かる」
ということで、破壊検査の様に部材を持ち帰って試験場で
検査しないと合否が分かならいという訳ではないので、
次工程に進みやすいというメリットがあります。
まぁ
鉄筋みたいに「抜き取り」が出来ないから、必然的に超音波
探傷検査になってしまうのですけどね。
また
現場で段取りする時は、1日当たりの検査可能な箇所数と、
現場の進捗をよく打合せを行って、ロスの出来るだけでない
ような工程を組んでみて下さい。
ここからは、ほぼ過去の記事で紹介した内容に含まれているので
簡単に過去記事リンクも含めてお伝えしていきますね。
今回はこのあたりでおしまいです。
また次回。








































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