高強度せん断補強筋について知っておくべき2つのこととは?

Sponsored Links

 

鉄筋の強度について以前お伝えしたことがあるが、
その時に例外としてあげたのが今回お伝えする予定の
「高強度せん断補強筋」である。

高強度せん断補強筋というのは、現在では特別な材料ではなく、
きっと10階建て以上の鉄筋コンクリート造の建物なら
普通に用いられているのでは?と感じるくらいの材料である。

 

ちなみに

高強度せん断補強筋については「監理指針」
にて簡単に解説されているので紹介しておこう。

 

(g) 近年では,せん断補強として,高強度せん断補強筋が用いられることがある。これは,降伏点が685 N/mm2,785 N/mm2等の材料であり,せん断補強筋量を低減させることができる。また,梁貫通の補強筋としても,鉄筋径を低減させることができることから使用されている。最近では, 許容応力1,275 N/mm2の材料も用いられることがある。ただし,これらは大臣認定品であり,強度式とリンクしていることや折曲げ寸法についても注意が必要である。

 

これで

高強度せん断補強筋の簡単な説明は終わりにして本題に入るが、
高強度せん断補強筋というのは、文字通り「高強度」である。

となると、何か不具合があったからといって「現場で加工」
するのは極めて難しい材料なのだ。

 

だから

高強度せん断補強筋は「工場加工」されてくるので、
発注寸法などを間違えると、再発注すべき材料であり
現場で何とかしようとしても鉄筋屋さんに断られることに
きっとなるだろうと感じるよ。

 

そして

高強度せん断補強筋を梁に使用する場合は「フックの折り曲げ寸法」
に注意することが必要だね。

 

なぜなら

特記仕様書には「6d」と記入されている曲げ寸法が
高強度せん断補強筋であれば「8d」と大きくなっている
場合があるからだ。

 

すると

梁の主筋が2段筋になっている場合に、高強度せん断補強筋と
主筋が「干渉」してしまう可能性が高いからである。

 

もしも

鉄筋の納まり上で、干渉しない場合でも知識として覚えておいた方が
良いと私は感じる。

特記仕様書の記載内容次第だけど、結果的に異なる内容になる場合は
質疑書とカタログを添えて承認を取っておくことが大切だからね。

 

つまり

高強度せん断補強筋について知っておくべき2つのこととは

  1. 強度が高くかつフープなどは溶接接合を行っているので現地加工が出来ない。
  2. 端部のフックの長さが通常の鉄筋より長い場合が有る。

ということである。

建築現場に限らず工場製作物は、加工寸法などを間違えると
「一円の価値もない商品」にいっきになリ下がってしまう。

 

だから

事前に失敗しないように十分注意して検討できれば良いけど
なかなか思うようにはならないというのが現実だよね。

現場を巡視したりする場合でもきっと同じだと私は感じるよ。
だから、こちらの記事も合わせて読むことをオススメしておくね。

↓  ↓  ↓

  • コメント: 0
banner11

Sponsored Links

関連記事

  1. 建物位置の縄張りを行なうことで確認できる3つの事とは

  2. 建設現場で水質汚濁防止法違反になるケースとは?

  3. 測量用のベンチマークをどこに設置するかと言う問題

  4. コンクリート脱型後では遅い!躯体墨出しのありがちな失敗とは?

  5. 鉄筋とコンクリートの強度の組み合わせとバランスの関係とは?

  6. 捨てコンクリートの数量が計画通りに収まらない3つの理由とは?

  7. 既製コンクリート杭の施工計画書には何を記載すべきか?(1)

  8. 建築現場の仮囲いに貼っておくべき7+3の内容とは?(1)

  9. 建築現場の土工事で床付け検査を行う時に確認すべき項目とは?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

1ランク上を目指すあなたへ

高額・好条件の転職サイト【施工管理求人ナビ】

プレゼント付無料講座開催中

kouza
仮設 syoseki

プロフィール

myImage

作者:TM


私の職業は「建築現場の現場監督」。
何だかんだで15年働いている。
その15年分のノウハウを若い現場監督さんのために、全て暴露しくよ。

なぜ、キツイ建設業界で働き続けているのか?
その秘訣がしりたいあなたは
今すぐこちらをクリック

↓ ↓ ↓

詳しいプロフィールはこちら


あっ、
ただし「社外秘」や「会社独自の技術」じゃ無いよ。
あくまで、「私個人の感じる本音」だよ。

ブログランキング

にほんブログ村 住まいブログ 現場監督へ

blogramのブログランキング
  1. 鉄筋の位置がズレたときに台直しをしても良い場合の条件とは?

    2018.08.10

  2. 鉄筋コンクリートに優しくない用途とかぶり厚さの考え方について

    2018.08.08

  3. 基礎のベース筋のかぶり厚さを杭頭から確保すべき理由とは?

    2018.08.06

  4. 2名死亡の事故と3名軽症の事故、どっちが重大災害なのか?

    2018.08.03

  5. 【明日は我が身】現場で火災を防ぐ誰でも出来る3つのステップとは…

    2018.08.01

  1. 【期間限定企画】無料プレゼント!いつも成功する人と失敗する人の…

    2017.10.16

  2. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manager(2)

    2017.10.09

  3. 工事写真をスマホで管理する時代が到来!Photo Manager(1)

    2017.10.06

  4. 一級建築士、二級建築士、施工管理技士の資格試験で記憶力を高める…

    2017.09.15

  5. 建築士の製図試験でエスキスをまとめる秘訣はないか?という悩み

    2017.09.13

人気記事ランキング

月間

週間

デイリー

仕事の悩みカテゴリー

  • みんなの悩みを共有 (42)
  • 工種別の管理ポイント (269)
  • ちょっと一休み!コーヒーブレイク (3)
  • プライベート (1)
  • お知らせ (12)
  • その他 (8)
  • 未分類 (2)

工種別カテゴリー