タワークレーンや工事用エレベーターを設置したあとに
あなたが自分で設置したり、設置を確認すべき表示物がある。
もしも
表示を怠ってそのまま使用していたら労働基準監督署の臨検で
一発アウトになってしまうからである。
もしかしたら
あなたの現場にも表示はされているけど、
全く活用されていないだけかも知れないので、
この記事を読んだ後で表示があるか?を確認してみよう。
まずは
クレーンの合図の方法。
これは、レッカーなどを頼んで作業する場合にも必要なので
現場には必須の表示物であるが、
あなたの現場では無線を使用して合図を行っているかな?
そして
無線の合図方法がきちんと看板に記載されているだろうか?
実は、クレーンの合図の方法の看板には無線の合図が
乗ってないものもかつてはあった。
今は、無線の合図のついているものしか頼んでないので
分からないけど、無線の合図が無いものは、無くなっているかも知れないね。
次に
クレーンの性能曲線の表示も必要である。
実際は、クレーンの運転する人が把握できていればよいのだが、
タワークレーンをリモコンで特別教育を受けた人が
運転操作をする場合もあるので注意しておいてね。
更に
とあるパトロールの時に、レッカーの運転手にも
性能曲線の表示があるか?確認していたので
あなたもたまには聞いてみても良いかも。
最後に
工事用エレベーターを設置したあとに必ず必要なのは、
積載荷重の表示である。
しかも
私の会社のパトロールでは、ただ「積載荷重950KG」と表示すると
「これじゃ、分からんだろう」
と言われてきた。
何が分からないかというと、実際の作業員さんが
どれだけ材料を積むと積載オーバーになるか?
が分からないというのだ。
だから
積載荷重から作業員2人の体重を引いて、
残りの荷重から、
4mの単管パイプであれば何本。
パイプサポートなら何本。
と表示していた。すると、作業員さんもイメージしやすいからね。
つまり
クレーンや工事用エレベーターを設置したら遅滞なく表示するべきものは
- 合図の方法(クレーン)
- 性能曲線表(クレーン)
- 積載重量(工事用エレベーター)
更に
工事用エレベーターやクレーンの荷降ろし先に設置する積載荷重は
具体的に人間の体重2人分を減らして、単管なら何本としたほうが
イメージがしやすいので非常に効果的だよ。
だから
いちいち説明しなくてもみんなが分かるという風に現場を持っていくと
本当に、作業員さんの理解も進むし評価も上がるからね。
あっ
作業員さんの信頼を勝ち取ると言えば
こんな記事も過去に書いたっけ?
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